第2回見学会
日 時 2019年10月26日(土)午後1時から3時
場 所 岐阜大学 生命の鎖統合研究センター (G-CHAIN)
(https://www1.gifu-u.ac.jp/~g_chain/)
研究内容説明と実験設備の見学
内 容
「生命の鎖統合研究センター (G-CHAIN)」見学会の報告
--------- 第2回 見学会 ---------
行事委員 渡辺金雄
「今の岐阜大学を知ろう」を目的に始めた見学会ですが、2回目になり、今回は工学部だけでなく応用生物科学部、医学部が関連する「岐阜大学 生命の鎖統合研究センター (G-CHAIN)」を10月26日(土)に見学させていただきました。
まず、センター長の石田秀治先生からプレゼンがありました。
岐阜大学の医・薬・獣がキャンパス内にある「強み」を生かし、“つくる領域””ひも解く領域“”活かす領域“といった「しくみ」をつくられ、「糖鎖を中心とする世界最先端の研究内容」、糖鎖とは?の説明、医療への展開、国や県との連携、論文数から研究費など詳しい説明がありました。また、医・薬・獣がキャンパス内にある大学は、東京大学、北海道大学、岐阜大学の3ヵ所との説明でした。
・すべての学部にまたがる「オール岐阜大学」の研究であること
・糖鎖を中心とする生命科学研究が、ガンやアルツハイマーなどの医療分野で
大きな革新的な成果・社会貢献につながる可能性を持っていること
を参加者全員、驚きをもって認識することができました。
途中から、鈴木健一先生も来られ、見学者からいろいろ質問をさせていただきました。
その中で見学者から「ノーベル賞も夢ではないのでは?」と声が出たほどです。先生からは「プレッシャーを感じますね。笑)」と微笑ましい場面もありました。
後半は、鈴木健一先生の実験室へ移動し、最新の蛍光顕微鏡を用いた、生きている細胞膜上での糖鎖、タンパク質や脂質の分子レベルでの動きを観察する実験設備を見せていただきました。防振光学台に数多く並んだ光学フィルターを調整し、細胞に光をフォーカスし観察ものでかなり高価な装置とのことでした。世界で始めて観察に成功した分子の相互作用の映像などを見せていただきました。
見学は、先生のていねいな説明・お人柄もあり、とても良い雰囲気で、有意義な時間を過ごすことができました。(色々と話がはずみ、予定を大幅にオーバーしてしまいました)
今後、研究成果などをWebなどで調べ、注目していきたいと思います。
石田先生、鈴木先生に感謝したいと思います。ありがとうございました。
岐阜大学研究推進社会連携機構の玄関
(見学の建物)
黄色の三角形がランドマークとなっています。
センターの概要・研究内容の説明
中央右側 石田秀治センター長
左端 鈴木健一先生
蛍光顕微鏡の動作説明パネル
生きている細胞膜上にある特定の分子の動きを観察する方法の説明
レーザー光源用工学フィルターの説明風景
鈴木先生より蛍光顕微鏡に使用するレーザー光源を生成する工学フィルターの動作について説明いただきました。